ベトナム枯葉剤被害者の日を記念する様々な活動

(VOVWORLD) - 10日午前、ホーチミン市のダムセン文化公園で、同市の赤十字協会の主催により、「枯葉剤被害者と障がい者のため」の歩行会が行われ、5千人以上が参加しました。
ベトナム枯葉剤被害者の日を記念する様々な活動 - ảnh 1 ビンズオン省、枯葉剤被害者の養護に貢献した個人を表彰  写真提供: Nguyen Van Viet

歩行会に参加したホーチミン師範大学の学生の一人は次のように話しました。

(テープ)

「こうしたイベントに参加したのは今回が10回目です。嬉しかったです。将来、教師になり、困難な状態にある人々を助けたいと思っています。」

同日、北部ニンビン省の枯葉剤被害者協会と赤十字協会はベトドク病院と協力して、枯葉剤被害者400人あまりを対象に無料健康診断と薬の提供を行い、贈り物を渡しました。

他方、9日、南部ビンズオン省の会議・展示センターで、同省の枯葉剤被害者協会は「ベトナム枯葉剤被害者の日」58周年を記念する式典を行いました。

このイベントは政治的・社会的・人道的意義があり、これまで枯葉剤被害者の養護・ケアに大きく貢献してきた個人や組織の努力を讃えるためのものです。2018年以来、同省の枯葉剤被害者協会とホーチミン共産青年同盟委員会はフランスに在留しているベトナム人のチャン・ト・ガ氏が、枯葉剤被害者への賠償を求めるため、アメリカの化学製薬会社を相手取って起こしている訴訟を支持する署名運動を共同で行なっています。記念式典でガ氏は次のように話しました。

(テープ)

「ビンズオン省の青年同盟委員会と青年らは私の告訴を積極的に支持しています。この告訴を通じて、青年達が枯葉剤被害者の痛みを把握するようになりました。」

同日、南部ソクチャン省の枯葉剤被害者協会は地元の奨学協会及び青年同盟委員会と協力して、枯葉剤被害者である学生や全国の障がい者スポーツ大会で高い成績を収めた選手を表彰する式典を行いました。式典で、枯葉剤被害者である学生や障がい者35人は奨学金を授与されました。

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